ダイエットをサポートすると話題を集めているMCTオイル。
しかし、
「MCTオイルを摂取しているけれどヤセない……」
「むしろ太ったかもしれない」
と、MCTオイルのダイエット作用を感じられない、むしろ逆効果だった!と頭を抱える方もいるのではないでしょうか。
本記事では、そのような方に向けて、
・MCTオイルでヤセない・太る原因
・ヤセない・太った場合の対処法
をご紹介していきます。MCTオイルを試している方、これから始めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
MCTオイルでヤセない・太る原因
MCTオイルはダイエットをサポートする成分として注目を集めていますが、ただ飲むだけで、ヤセられるというわけではありません。
MCTオイルの特徴とともに、MCTオイルでヤセない・太る原因を見ていきましょう。
糖質制限をしていない
MCTオイルの作用を最大限引き出すためには「糖質制限」を取り入れることがポイント。MCTオイルは糖質制限ダイエットに相乗効果をもたらすと言われています。
糖質制限とは、お米やパン、パスタなど糖質を制限してヤセるダイエット法のこと。1日に摂取する糖質を減らすことで、糖質の代わりに体脂肪をエネルギー源として消費し、それによってヤセやすくなるというものです。
ではなぜ、MCTオイルは糖質制限と組み合わせることでよい結果をもたらすのでしょうか。これには、MCTオイルがもつ特徴が大きく関わっています。
オリーブオイルやごま油、大豆油などの一般的な油は、「長鎖脂肪酸」に分類され、分子が大きいことが特徴のひとつ。摂取後は、小腸からリンパ管・静脈、筋肉、肝臓と、分解されるまでにいくつものプロセスをたどります。
一方、MCTオイルは「中鎖脂肪酸」に分類され、分子量が小さいのが特徴。小腸から間脈、肝臓へと運ばれ、効率よく吸収されます。そのため、分解・消化が他の油に比べてはやく、素早くエネルギーに変換されるというのが大きな特徴です。
この特徴を持つことから、MCTオイルは脂肪をエネルギー源として消費する「ケトン体」の生成を促す作用が期待できると言われています。ケトン体とは、脂肪から作られるエネルギー源のことを示し、糖質制限によって活発化します。脂肪をエネルギー源とするケトン体が生成されると、効率的に燃焼する体の維持が期待できます。
つまり、糖質制限によるケトン体の生成をMCTオイルがサポートし、それがダイエットに役立つということ。MCTオイルと糖質制限をかけあわせることでよい結果を得られるのは、このような仕組みがあるからなのです。
運動をしていない
ヤセるためには摂取カロリーよりも消費カロリーを多くする必要があります。MCTオイルを飲むだけでカロリー消費できるわけではないので、適度な運動を取り入れてカロリー消費する必要があります。
MCTオイルは運動前に摂取すると効率よくエネルギーとして消費されやすいと言われています。というのも、運動前に飲むことで、糖質ではなく脂質であるMCTオイルをエネルギー源とするから。筋肉を落とさないため効率的に燃焼でき、運動をすることでさらにダイエット効果が期待できるのです。
適量を守っていない
MCTオイルは体にいい成分だとはいえ、油です。大さじ1杯(約15g)は100kcalほどで、摂りすぎてしまうとカロリー過多で太る原因になり得ます。
1日の摂取目安量はおおよそ大さじ2杯~3杯ほど(約30g)。この量を上回らないよう、適切な量を心がけましょう。
MCTオイルでヤセない・太った時の対処法
次からは対処法について、2つの点からご紹介します。
糖質制限を取り入れる
上記でも説明したように、MCTオイルは糖質制限と掛けあわせることでダイエットの作用が期待できます。
ひとくちに糖質制限と言っても、ただ糖質を控えればよいというわけではありません。摂取する糖質量を一定以下に抑える代わりに、脂質やタンパク質、ビタミン、食物繊維などほかの栄養素を補うことがダイエットを成功させるポイントとなります。
糖質制限を取り入れるポイントは以下で確認してください。
- 1日に摂取する糖質量を70~130gに抑える
- 糖質の代わりに脂質・タンパク質・食物繊維など、他の栄養素を摂取する
例えば、朝・昼・晩の1回ごとの食事で糖質量を30~40gほどに抑え、その代わりにタンパク質が含まれている鶏肉や卵、食物繊維やビタミンが含まれているサラダを摂取する。このように、生活に取り入れやすい食事スタイルを決めておくといいでしょう。
参考糖質約30gの目安食事量
ごはん | お茶碗半分 |
---|---|
パン | 食パン8枚切り1枚 |
パスタ | 100g |
活動前の「朝」に摂取する
ヤセる・太らないためには運動は効果的な方法のひとつです。しかし、ダイエットをしている方の中には、運動が苦手、運動をする時間がないという方もいるはず。
運動習慣を取り入れることができるのならそれが一番ですが、難しい方は、MCTオイルを「朝」に摂取するようにするといいでしょう。
というのも、朝から日中にかけては活動時間が長く、エネルギーが消費されやすいから。運動の時間を設けずとも、エネルギー消費される機会が多いためです。
ダイエットを実感するためには正しい飲み方を知ろう
MCTオイルはダイエットにいいとされていますが、これまでに説明した通り、ただ飲むだけではその作用は得られません。あくまで糖質制限や運動などに加えて取り入れることで、作用を最大化する成分だと覚えておきましょう。
以下はMCTオイルを飲んでダイエットしたい方のための、成功のポイントです。
- MCTオイルは糖質制限と組み合わせる
- 適切な量を把握し飲む
- とくに「朝」に飲むといい
MCTオイルの正しい飲み方を知り、美・健康づくりに役立てましょう。
MCTオイルの中にはCBDが配合されている商品もあります。植物由来のCBDは、「質のいい眠りをサポート」「リフレッシュし、気分を落ち着かせる」など、さまざまな作用が報告されている、話題の成分。CBD入りのMCTオイルはCBDとMCTの両方の作用が期待できます。気になる方はぜひチェックしてみてください。