CBDは食品だけでなく、アルコールに混ぜる飲み方や製品も流行しています。
しかし、CBD製品やCBDオイルはアルコールと同時に摂取しても大丈夫なのでしょうか?
本記事では、以下のポイントについて詳しく解説します。
- CBD・CBDオイルをお酒と一緒に摂取した時どうなるか
- CBDが入ったアルコールは飲んでもいいのか
- 二日酔いの時にCBDを摂ってもいいのか
CBD・CBDオイルをお酒と一緒に摂取したらどうなる?
CBD・CBDオイルをお酒と混ぜたカクテルや、CBDが注入されたアルコール飲料が日本でも見られるようになりました。
CBDという製品はリフレッシュ作用が期待されている一方、アルコールは摂取すると血液中に溶け込み酩酊状態をもたらします。
この2つを同時に摂取すると、私たちの体はどのような状態になるのでしょうか?
網羅的なデータは今のところない
結論から言うと、CBDとアルコールと一緒に摂取した時の作用を示す網羅的なデータはまだありません。
マウスを使った小規模な実験では、アルコール代謝による肝臓の損傷を防ぐなどの可能性が示唆されているものの、人間がCBDとアルコールを摂った時にどう作用するのかというエビデンスはまだないようです。
参考:Cannabidiol protects liver from binge alcohol-induced steatosis by mechanisms including inhibition of oxidative stress and increase in autophagy
今後研究が進んでCBDとアルコールを同時に摂った時の人体への影響が明らかになる可能性もありますが、今の段階では良い作用があるのか、悪い影響を及ぼすのかも分かりません。
心配な方は同時摂取を避けて
CBDのリフレッシュ作用も、アルコールの作用も人によって現れ方やその程度が異なります。
たくさん摂取しても大丈夫な人もいれば、少量しか摂取していないのに影響が出やすい体質の人もいますし、その日のコンディションによっても変わります。
CBDの作用が出やすい、アルコールに酔いやすい方は、できれば同時摂取を避けてタイミングをずらした方がいいかもしれません。
CBD入りのアルコールは飲んでも大丈夫?
現在、CBD入りのビールやワインなどが販売されており、新しいアルコール飲料として世界的に注目を集めています。
また、カフェやバーではCBD・CBDオイルが入ったカクテルも販売されていて、「飲んでも大丈夫?」と不安に思っている方もいるのではないでしょうか?
現在特に規制はされていないため法的には問題なし
CBDもアルコールも、規制はされていない成分なのでCBD入りのアルコールを飲んでも法的な問題はありません。
ただし、CBD入りアルコールやCBDカクテルを飲む時は、どのCBD製品を使用しているかはよく確認した方がいいでしょう。
CBD製品は製品管理のガイダンスなどがなく、メーカーに委ねられています。
適切に生産・管理がされていない粗悪な製品だと思わぬトラブルを招く恐れもあるので、安全面・衛生面に配慮された製品を選んでください。
CBDビール・ワイン・カクテルは少量から
CBDビール・ワイン・カクテルなどを飲む際は、まず少量から試してみることをおすすめします。
体質によって作用の仕方が変わることも考えられるため、最初から大量に飲むことは避けてください。
また、空腹状態だとアルコールが吸収されやすくなるので、必ず食事を摂りながら一緒に飲むようにしましょう。
酔いやすい体質の人は、ご飯を食べた後に飲んだ方がいいかもしれません。
参考:アルコールの吸収と分解
二日酔いの状態でCBD・CBDオイルを摂取しても大丈夫?
CBDとアルコールを同時に摂取しなくても、二日酔いなど体にアルコールの影響が残った状態でCBDオイルを摂取しても問題はないのでしょうか?
また、CBD・CBDオイルは二日酔いの状態になんらかの変化をもたらすのか?という点についても見ていきましょう。
基本的には問題ないとされる
二日酔いの状態で、CBD・CBDオイルを摂取すると体に悪影響を及ぼすというデータは今の所ありません。
そのため、二日酔いの時にCBD・CBDオイルを摂取しても基本的には問題がないと考えられます。
二日酔いの時は気分が優れない状態になりますが、気分のリフレッシュ目的でCBDを使いたいという方もいるでしょう。
しかし、CBDがアルコールの分解を促したり、二日酔いの症状を軽減するというエビデンスもないので、CBDを摂取したからといって二日酔いが良くなるとは言えません。
あくまで気分のリフレッシュのためにCBDを使い、十分な水分補給や安静にするなど他の対策も並行して行ってください。
体調や気分が優れない場合は避けよう
アルコール摂取後に体調が悪くなったり、気分が著しく優れない場合はCBDの摂取は避けてゆっくりと休みましょう。
二日酔いなど、いつもと違うコンディションでCBD製品を摂取する場合はいつもよりも少な目に、低濃度のものを利用した方がいいかもしれません。
CBD Salon想では、2%の低濃度のCBDオイルも取り扱っております。
CBD×アルコールは体調や体質と相談しながら慎重に
CBDもアルコールも気分のリフレッシュが期待されていることから、CBD入りアルコールの人気も高まりつつあります。
同時摂取による体への作用は分かっていないため、今後の研究によってはより広くCBDが入ったお酒が楽しまれたり、反対に規制される可能性も考えられます。
現段階ではCBD入りのアルコール飲料を飲んでも問題はありませんが、体質によっては思わぬ影響が出る恐れがありますので、体質や体調と相談しつつ利用してくださいね。
当然ですが、アルコールは飲みすぎ注意です。適度に休肝日も設けながら、ほどほどに楽しみましょう。