大麻草の種子や茎から抽出されるCBD(Cannabidiol)は、心身のリフレッシュや健康づくりに役立つ成分として注目を集めています。
しかしながら、CBD製品の多くは一日の摂取量や摂取頻度が定められていません。
そのため、CBDをどのように生活に取り入れるべきか悩む方も多いようです。
では、CBDオイルをはじめとしたCBD製品の作用をより実感するためには、どのように使えば良いのでしょうか。
「摂取量」や「摂取頻度」、そして万が一摂りすぎてしまった場合の問題点について詳しく見ていきましょう。
CBD・CBDオイルの摂取量はどれぐらいがいい?
CBDやCBDオイルは、作用のあらわれ方に大きな個人差があることが知られています。
そのため、CBDの一日標準摂取量は10〜80mg程度と少し幅があるようです。
また、CBDの作用は、体の状態やCBDの使用経験などの影響を受けるといわれています。
「CBD製品を使うのが初めて」という場合は、少量からスタートして徐々に増量し、最も作用が実感できる使用量を見つけるのがおすすめです。
特にCBDオイルは量の加減がしやすいため、初心者の方でも使いやすいでしょう。
CBD・CBDオイルの摂取頻度はどれぐらいがいい?
CBDやCBDオイルは、一回の摂取量が多すぎると不快感を覚えることがあります。
また、眠気を覚えることも少なくありません。
したがって、一日に1回で量を一気に摂取するのではなく、1~2回に分けて取り入れるのがおすすめです。
「日中の眠気が心配」という場合は、就寝前や休日から使用をスタートして使用量をコントロールするとよいかもしれません。
なお、CBDやCBDオイルは目的やライフスタイルに合わせて摂取すると、より良い作用が期待できます。
例えば、気分をリフレッシュしたいときは朝や昼に。
心地よい眠りを実感したい場合は、就寝前に摂取するという方が多いようです。
日中と寝る前で摂取するCBDの量を変えて、作用をコントロールするのもおすすめです。
いろいろ試して、より良い作用が実感できるタイミングと使用量を見つけてください。
CBD・CBDオイルを摂取しすぎるとどうなる?
それでは、あやまってCBDオイルなどのCBD製品を摂取しすぎるとどうなるのでしょうか。
念のため、CBD・CBDオイルの摂取量の上限と、摂取しすぎた場合に体にどのような影響をおよぼすのかも知っておきましょう。
CBD・CBDオイルの摂取量上限
CBDの一日摂取量の上限は、体重1kgあたり5mg程度(体重50kgの場合:CBD250mg)といわれています。
これより多い量になると、欧米で使用されている医薬品のCBD含有量に極めて近くなってしまうため、日常的な使用にはおすすめできません。
摂取しすぎた場合に体にはどのような影響が?
CBDは毒性が低く、体重1kgあたり150mgを超えるような量(体重50kgの場合:CBD7,500mg)を摂取しない限り、体に大きな影響はないと報告されています。
そして、THC(Tetrahydrocannabinol:大麻草に含まれる違法成分)とは異なり、依存性や乱用のリスクもほぼありません。
参考文献:WHO「カンナビジオール(CBD)事前審査報告書」
(5.毒性学/6.ヒトにおける有害反応/7.依存の可能性/8.乱用の可能性 より)
もっとも、CBDやCBDオイルを過剰に摂取すると不快感を覚えるおそれがあります。
また、純度の高いアイソレートCBDを使用する場合、摂取量が多くなり過ぎると作用がかえって弱くなることが知られています。
このように、摂取しすぎるとメリットよりデメリットが大きくなるおそれがあるため、適量使用を心がけてください。
CBD・CBDオイルは少量からスタート!最適な量とタイミングを見つけましょう
CBDオイルをはじめとしたCBD製品は、作用のあらわれ方に個人差があります。
初めてCBD製品を使う場合は、少量からスタートして徐々に使用量を増やし、作用がより実感できる「適量」を探していきましょう。
また、CBD製品やCBDオイルは使用する頻度・タイミングも大切です。
一度に摂取するのではなく、一日1~2回に分けると不快感があらわれにくくなります。
目的やライフスタイルに合わせて、使用する量や頻度・タイミングをコントロールするのがおすすめです。
なお、CBDはあやまって多く摂取した場合でも体に悪影響は少ないとされますが、過剰摂取は避けるべきです。
使用量が多すぎると作用よりも反作用があらわれやすくなるので、適量を守るようにしてください。
過剰摂取が心配な方には、量を加減しやすいCBDオイルやCBD含有量がわかりやすいソフトカプセルなどをおすすめします。
CBD・CBDオイルを生活に取り入れて、より健康的な毎日を目指しましょう。