アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズやマイクロソフト創業者のビル・ゲイツが実践していたとされるマインドフルネス。「なにかと耳にするけど、いったい何のこと?」と思われている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そのような方に向けて、
- そもそもマインドフルネスとは?
- マインドフルネスの効果
- マインドフルネス瞑想のやり方
など、マインドフルネスに関して徹底解説していきます。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは、一言で言うと、「今に意識を向けること」。過去の出来事や未来への不安をあれこれと考えるのではなく、今に集中し、今を大切に生きることを指します。
マインドフルネスは、1979年、マサチューセッツ大学名誉教授のジョン・カバット・ジンが医学的な手法として取り入れたことで世界中に広まりました。
仕事のタスクや他人からの評価、日々の出来事から生じる不安や過去への後悔など、「今この瞬間」以外のことで頭がいっぱいになっている、そんな日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか?さまざまな考えを鎮め、今この瞬間に意識を向けることで、心身をポジティブな方向へ持っていく、そのための手段がマインドフルネスなのです。
マインドフルネスの3つの効果
マインドフルネスの有用性は、大きく分けると3つあると言われています。
- ストレスの軽減
- 集中力の向上
- 自己認識能力の向上
これらの有用性を具体的に示すと、以下のようになります。
- 過去への後悔や未来への不安など、解決手段がないものへの悩みが減る
- 他者への嫉妬や妬みなどのネガティブな感情に振り回されない
- 集中力が上がることで、仕事のパフォーマンスアップに繋げられる
- 客観的な視点が身につくため、難しい局面に直面した際も「今どうすべきなのか」が冷静に判断できるようになる
実際に、2015年に発表された論文では、うつ病患者にマインドフルネスを含めた認知療法を取り入れたところ、被験者のおよそ22%が症状の再発リスクを減らせたという研究結果が出ています。
(参考)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25939032/
また、ゴールドマンサックスやApple、Googleなどの大手企業では、社員のパフォーマンス力アップ、幸福度を高めることを目的に、研修の一環としてマインドフルネスを取り入れているそうです。
心身を健やかに保つ手段として、マインドフルネスは大きな可能性を秘めていることが分かります。
マインドフルネス瞑想のやり方
マインドフルネス瞑想とは、瞑想をすることでマインドフルネスに到達する方法のこと。以下では、マインドフルネス瞑想の一例をご紹介していきます。
- 静かな場所を確保する
- 椅子または床に座り、姿勢をただす
- 目を閉じ、ゆっくり、大きく呼吸をする。この時に肺が膨らんだりしぼんだりする様子に意識を向ける
- 時間になったら静かに目を開ける
瞑想に使う時間は5分~15分ほど。
ですが、あくまで自分が心地よいペース、長さで継続することが重要です。音楽を取り入れてもいいでしょう。空気が身体に入る感覚、出ていく感覚を感じながら、深く呼吸をしてみてください。
また、最初慣れないうちは、意識があちこちに向き、雑念がよぎることもあるかもしれません。雑念が浮かんだとしても、良いか悪いかで捉えるのではなく、「私は今こう感じているんだ」と、素直に受け止めることが大切です。受け止め、そのあとにまた今に意識を向けましょう。
マインドフルネス瞑想の注意点
まずは、「難しく考えすぎないこと」を意識しましょう。
マインドフルネス瞑想をするときに、「絶対に雑念を浮かべてはいけない」「心の声を抑えなければいけない」と、考えてしまう方もいるかもしれません。しかし、マインドフルネス瞑想には絶対的なルールはなく、失敗例などないのです。
自分の中に生まれた感情をおし殺してしまうと、瞑想が嫌になるだけでなく、自分の感情をも否定してしまうことにつながります。瞑想中に感情が生まれることをネガティブに捉えず、ただ、自分のその状態を受け止める、それだけでいいのです。
また、「習慣化する」ことも大切です。マインドフルネスは、いわば、今に意識を向けるトレーニングのようなもの。習慣にし、継続的に行うことで、徐々にマインドフルネスの状態に近づいていきます。集中力の向上やストレス軽減など、変化を感じたいのであれば、習慣化することを心がけましょう。
マインドフルネスと瞑想の違いは?
マインドフルネスと瞑想。一見同じに見えますが、両者は似ているようで異なります。
日本マインドフルネス協会によると、マインドフルネスは、
今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること
と定義されています。(参考)日本マインドフルネス協会HPより
今この瞬間に意識を向けることで、ストレスの解消や仕事の生産性向上など身体的・精神的な利益を得ることを目的としているものです。
一方、瞑想は、「心を無にし、脳を休ませる」ことが目的。脳を休ませることが目的なのであって、心・身体への何らかの利益を求めているわけではありません。
何か有用性を得ることを目的としているのか否か、この違いがマインドフルネスと瞑想で異なるのです。
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