CBD

CBD・CBDオイルは妊娠中・授乳期に摂取しても大丈夫?産後に影響はある?

気分転換やリフレッシュ目的で、妊娠中・授乳期にもCBD製品やCBDオイルを使いたいと考えている女性も少なくないようです。

しかし、妊娠は大きくホルモンバランスが変わる時期なので問題なく使えるのか?なにより胎児への影響はあるのか?という点が気になるのではないでしょうか。

この記事では、

  • 妊娠中または授乳期のCBDオイルの摂取について
  • CBD摂取の産後への影響
  • CBD・CBDオイルを摂取するのに適した時期

について解説いたします。

妊娠中・授乳期にCBD・CBDオイルを摂取しても大丈夫?

妊娠中・授乳期にCBD・CBDオイルを摂取しても大丈夫?妊娠中・授乳期にCBD製品やCBDオイルを摂取することは、母子の健康に影響を及ぼさないのでしょうか?
最新の情勢を交えてご説明します。

妊婦のCBD摂取に関するエビデンスはまだない

結論から言うと、妊娠中の女性がCBD摂取することによる確立したエビデンスはまだありません。
マウスを使った実験では多量のCBDを摂取することでオスの胎児への生殖器への影響が出たというデータもありますが人体に関する包括的なデータはなく、まだ研究段階のようです。

参考:Maternal cannabinoid exposure. Effects on spermatogenesis in male offspring

つまり、現段階ではCBD がどんな作用をもたらすかは不明で、安全が保証できないので摂取は避けた方がよいという考えが主流です。

FDAはCBDを含む妊婦の大麻製品摂取に警鐘

2019年10月末FDA(米連邦食品医薬品局)は、妊娠中の女性がCBDを含む大麻由来の成分を摂取しないよう警鐘を鳴らしました。

とはいえ、FDAが真に注視しているのはTHCのようです。
THCが母親の血液や母乳を経由して入り込むと、胎児の脳の発達に影響を及ぼす可能性を指摘しています。
参考:What You Should Know About Using Cannabis, Including CBD, When Pregnant or Breastfeeding

日本で販売されているCBD製品にはTHCは含まれていませんが、アメリカなど大麻を解禁した地域ではTHCが含まれるCBD製品も少なくないため、FDAが注意喚起をするに至ったと考えられます。

CBD・CBDオイルは産後の症状に作用する?

CBD・CBDオイルは産後の症状に作用する?

CBD・CBDオイルを摂取すると、産後の母体へどのような影響をもたらすのでしょうか?
可能性の段階の話ではありますが、考えられる作用について2つご紹介します。

CBDの母乳への影響

妊娠中の女性がCBDを摂取した場合、母乳には摂取量の0.1%程度が残ると考えられています。
さらにそこから乳児の体内に吸収される割合は下がりますが、極微量のCBDが乳児にどんな影響をもたらすかは明らかになっていません。

そのため、産後に母乳をあげている場合はCBDの摂取は避けた方が無難と言えるでしょう。

産後の気分のリフレッシュ

産後にCBDやCBDオイルを摂取することで得られる作用としては、気分のリフレッシュなどが考えられます。
育児中は寝不足になりやすく疲れやすい環境が続くので、CBDは気分をリフレッシュするのに役立つ可能性もあります。

CBD・CBDオイルは産後いつから使用しても大丈夫?

CBD・CBDオイルは産後いつから使用しても大丈夫?

CBD・CBDオイルは、母体への影響が不明なことから念のため妊娠中は摂取しない方がいいということが分かりました。
しかし、CBD自体は悪い成分ではないので気分のリフレッシュに使いたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。

出産後いつから利用してもよいのか、どんな点に注意すべきなのか見ていきましょう。

授乳が終わってから

母乳の場合は、念のため授乳が終わってからCBDを摂取するようにしましょう。
授乳期間は個人差がありますが、大体1歳前後までのご家庭が多いようです。
完全母乳の場合1年ほど我慢することになってしまいますが、CBDを使った後は1週間ほどミルクにするなど臨機応変に対応してもよいかもしれません。

しかし、赤ちゃんによってはいきなりミルクにすると飲んでくれなくなる事も考えられるので、日頃からたまにミルクの味に慣れさせておくことをおすすめします。
どうしても嫌そうにする場合は無理にミルクを飲ませず、搾乳機などであらかじめ取っておいた母乳を冷凍しておくか、間を置いてトライしてみましょう。

ミルクを使う場合は体調を見ながらすぐ利用してもOK

ミルクを使う場合は、母乳による影響を考えなくてもいいので産後すぐCBD・CBDオイルを摂取しても問題ないと考えられます。

ただし、産後1~2ヶ月は妊娠中から平時に急激なホルモンバランスの変化が訪れ、出産からの回復に大切な産褥期という時期でもあります。
それ以降、体力が戻ってからの摂取の方が体への負担も少ないでしょう。
その際も低濃度のCBDオイルをごく少量から試してみましょう。
体調と相談しながら無理のない範囲で摂取し、不安な点があれば医療従事者に相談しながら正しく利用しましょう。

CBD Salon 想では、2%の低用量CBDオイルも取り扱っております。

産後にCBDオイルを使う時は授乳時期とのバランスに気を付けよう

産後にCBDオイルを使う時は授乳時期とのバランスに気を付けよう

CBD摂取による母体と胎児への影響は不明な部分が多いため、リフレッシュ目的でCBD製品の使用を考えている場合は少し待って産後から摂取することをおすすめいたしました。

妊娠中から出産後まで、女性の体には大きな負担とストレスがかかります。
とはいえずっと我慢するのも心身によくないので、授乳タイミングとバランスを見ながら上手にCBDオイルを取り入れていきましょう。