美容・健康

フェムテックとは?いま注目の言葉の意味とおすすめ商品をわかりやすく解説

2022年2月28日

フェムテックとは女性特有のヘルスケアを、テクノロジーを用いてサポートする分野のことを指します。
ニュースやECサイトなどで名前だけ聞いたことがある、という方も多いでしょう。
本記事では、

  • フェムテックとはなにか?
  • なぜ注目されているのか、その3つの理由
  • MCTオイルの効果を感じない時の対処法
  • おすすめのフェムテック商品

について詳しく解説していきます。

フェムテックとは?

フェムテックとは?

フェムテックとは、female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけ合わせた造語です。
2013年ごろにデンマークの月経管理アプリの創設者の1人、Ida Tin氏が名付け親とされています。

日本でも月経管理アプリやwebサービス、妊活アプリなどは元々存在していましたが、フェムテックと呼ばれ出したのはここ数年のことです。

フェムテックはアプリやオンラインサービスなどテクノロジーと連動したもので、月経グッズやウェルネスケアはフェムケアとするとされることもありますが、日本では女性のセクシャルウェルネスに関する分野全体をフェムテックと呼ぶ傾向があります。

セクシャルウェルネスには、

  • 月経管理
  • PMS対策
  • 妊娠中のケア
  • 妊活
  • 更年期症状のケア
  • セックス
  • 女性特有の疾患へのケア

などが含まれます。

フェムテックに関連するサービス・製品は多く存在しますが、アメリカの調査会社Frost&Sullivanが2018年に行った調査によると、今後2025年までに世界で5兆円規模に市場が成長すると予測されるそうです。

スマホ用アプリやwebサービス、スマートウォッチ等のウェアラブルデバイスを活用することで、より多くの人がケアを日常に取り入れやすくなると考えられます。

日本でも医療・アパレル・コスメ・スキンケアなどに関係する企業がフェムテックへ参入し、色々なサービスを展開をスタート。
セルフケアの一環として始められる手軽なものから、遠隔医療など多岐に渡る分野での活躍が期待されます。

フェムテックが注目されている3つの理由

フェムテックが注目されている3つの理由

フェムテックという言葉が誕生して10年近く経ちますが、なぜこれほどまでにここ数年で注目を集めるようになったのでしょうか。
その理由として考えられる3つについて考えてみましょう。

女性の社会進出とセクシャルウェルネス

女性の社会進出はもはや当然のことになりました。
日本に置ける女性の就業者数は2020年時点で、2,968万人です。
参考:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2020年(令和2年)平均結果の要約 」より

女性の労働人口が増加するにあたり、指導的地位を占める女性を30%まで増やすなど、長く働き続けることが当たり前になりつつあります。

しかし、女性には月経・妊娠・出産に関する問題・産後のケア・更年期など年齢やライフステージに応じた健康面での課題があることも確かです。
これまで、女性特有の問題は口に出しにくい雰囲気がありました。特に会社では月経痛を自己責任として一蹴されたり、妊娠・出産を計画しにくい職場もあるようです。

月経痛や月経前症候群、月経困難症は人によっては仕事に支障を来たすほど症状が重い方もいます。

生理休暇という制度を設けている会社もありますが、6割以上の女性が休暇を使わずに鎮痛剤や低用量ピルで対策していることが日本医労連女性協議会「女性労働者の労働実態および男女平等・健康実態調査」「妊娠・出産・育児に関する実態調査」報告の中で明らかになりました。
参考:日本医労連女性協議会「女性労働者の労働実態および男女平等・健康実態調査」「妊娠・出産・育児に関する実態調査」報告

月経に関する労働損失は年間4,911億円に上るとも言われており、働きながらできる体質に合った月経との付き合い方は社会全体から見ても重要な課題と言えます。

キャリア構築と出産について

キャリアを構築していく中で、晩婚化および高齢出産が増加しています。
不妊治療を受ける人も以前と比べ、格段に多くなりました。

しかし、不妊治療は時間とお金がかかり、心身への負担も軽いものではありません。
治療内容によっては頻繁に通院しなければならず、仕事への影響から離職あるいは雇用形態の変化を選ぶ女性も少なくありません。

自然妊娠でも、仕事の状況を鑑みて計画を立てなければならない状況の人が多く、自分のキャリアか妊娠か二者択一を迫られることも残念ながら珍しくはないようです。

更年期症状の業務への影響

更年期は閉経の前後10年間のホルモンバランスが急激に変化する時期のことを指します。
一般的には45~55歳ごろに訪れることが多く、のぼせ・体の重み・イラつき・体の冷えなどの症状が現れる人が多いようです。

症状によっては出勤や勤務自体が難しくなることもあり、昇進辞退・勤務時間の短縮・退職などを余儀なくされる女性も多いです。

女性の社会進出やフェムテックの普及によって、これまで透明化されていた問題が注目されやすくなりました。

おすすめのフェムテック・フェムケア商品3種類

おすすめのフェムテック・フェムケア商品3種類

おすすめのフェムテック・フェムケア商品について、3つのジャンルに分けて詳しく解説します。
本格的なものから今すぐ取り入れられる気軽なものまでご紹介しているので、気になるものがあるかぜひご覧ください。

機能的な下着・インナー

フェムケアに特化した機能的な下着やインナーも多く販売されています。

月経ケア

  • 暖かい素材の下着やインナー
  • ナプキンがいらない生理用吸水ショーツ
  • 繰り返し使える月経カップ

妊娠中のケア

  • 締め付けが緩くお腹も収まる腹巻一体型ショーツ
  • ウエスト部分がゆとりを持っているマタニティレギンス
  • 授乳のしやすい前あきインナー

更年期症状のケア

  • さらりと熱を逃がす素材で作られたインナー
  • 防臭加工が施された肌着
  • 刺激を感じにくい優しい肌触りの下着

など、ライフステージごとのニーズに沿った製品があります。

ウェルネスグッズ

アプリで月経を管理して、周期予測をするアプリなどは使っている人もおおいですが、テクノロジーを利用したフェムテック商品はここ数年で急激な変化を遂げています。

カナダのスタートアップ企業では、唾液を採取してホルモンバランスを管理できるスマートデバイスが開発されています。
スマートスピーカーのような形状に専用のカートリッジで唾液を採取し分析、専用アプリからホルモンバランスが確認できる機能が搭載され、月経管理や妊活に役立つと考えられます。

また、妊婦用のウェアラブルベルトも注目されています。
専用のベルトは母体・対峙両方の心拍数を計測し、異常があればすぐに気づいて医療にアクセスできます。
体調の変化が激しい妊娠中は、「これくらいで病院に行かない方が良いかも」と我慢してしまいがちですが、データで状態が分かれば迅速に適切な処置を受けられる可能性も上がるでしょう。

CBD製品

上記以外にも、フェムケアの一環としてCBD製品を取り入れる女性も多いようです。
CBDは女性特有の疾患のケアや月経・妊娠対策に役立つわけではありませんが、気分のリフレッシュのために使う女性も増えてきています。
近頃はCBD配合の美容プロダクトもショップやネットでよく目にするようになり、以前よりも購入しやすくなったのも要因の1つと考えられます。

CBDは天然由来の成分なので、毎日のケアに取り入れやすいのかもしれませんね。

  • オイル
  • クリーム
  • パウダー
  • リキッド
  • ワックス

など色々なCBD製品が存在していますが、手軽さと続けやすさを考えるとCBDオイルをおすすめします。

メーカーによって使用する原料や抽出方法は異なるので、品質にこだわったCBDオイルを選びましょう。
CBD Salon 想のCBDオイルは厳選したデンマーク産のオーガニック原料を使用しております。

フェムテックを取り入れてウェルネスケアを始めよう

フェムテックを取り入れてウェルネスケアを始めよう

フェムテックは今後数年の中で、急速な進化を遂げる分野だと予想されます。
これまでごく狭いコミュニティでしかすることの無かった、性についての悩みやケア方法について、仕事とセクシャルウェルネスについての議論も進んでいくことでしょう。

市場が拡大し研究が進むことで「そういうものだ」「体質だからしょうがない」と思っていたことも、思わぬ解決方法が見つかるかもしれません。

本記事でご紹介した種類の製品も、日頃のフェムケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。