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瞑想にうまく集中できない2つの理由と今すぐできる対処法

瞑想にうまく集中できない2つの理由と今すぐできる対処法

瞑想にはさまざまな効果がありますが、その中の一つに「集中しやすくなる」というものがあります。

集中力を高めるために瞑想をはじめた方もいるかと思いますが、実際にやってみると「集中できない」「瞑想できているのかわからない」などの声をよく聞きます。

そこでこの記事では、瞑想にうまく集中できない2つの理由と、その対処法、そして、瞑想ができているのかわからない人へのアドバイスを紹介します。

瞑想をはじめたばかりの方、これからはじめようとしている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

瞑想にうまく集中できない2つの理由

瞑想にうまく集中できない2つの理由

瞑想にうまく集中できなくて悩んでいる人の声を聞くと、以下の2つの理由が多いです。

  • 完璧な無心を目指している
  • 雑念が多い環境

それぞれの理由を解説していきますね。

完璧な無心を目指している

はじめに、「完璧な無心を目指している」ですが、瞑想初心者の多くの方が「瞑想 = 無」のイメージをもっており、「無の状態になる」、「何も考えない」などの「完璧な無心」を目指しがちです。

瞑想を何年も続けているベテランであれば、「完璧な無心」を体現できるかもしれませんが、瞑想をはじめたばかりの方が最初から完璧な無心を目指すのはおすすめしません。

たしかに瞑想をすることで集中しやすくなり、生産性が上がるとされていますが、すぐに効果が出るわけではありません。

カナダの公立小学校で行われた研究では、4か月間瞑想を続けたグループで算数の成績が15%アップしたことが報告されていますが、すぐに効果が出たわけではなく4か月間瞑想を続けた結果です。
引用:米国国立医学図書館国立衛生研究所

瞑想は続けることで効果が出るものなので、すぐに結果を求めると焦る気持ちから余計に集中できなくなります。

まずは「無心を目指す」よりも、続けることを目指してみませんか。

雑念が多い環境

次に「雑念が多い環境」ですが、多くの人は続けることで集中した瞑想が可能になります。

しかし、「雑念が多い環境」で続けていると、いつまでたっても集中した瞑想ができない可能性があります。

例えば、瞑想中に常にテレビやラジオからニュースの音声が聞こえてくる、スマホの通知音が常に聞こえる、スマホのバイブによる振動を感じる、などですね。

このような環境で瞑想を続けても、音声や通知音、振動などが気になり、集中した瞑想が難しくなります。

瞑想歴の長いベテランでしたら、そのような雑音の中でも集中した瞑想が可能かもしれませんが、瞑想初心者にはおすすめできない環境です。

まずは静かな環境で瞑想をおこなってみましょう。

時計も「カチカチ」音がするタイプはそばに置かないようにすることをおすすめします。

瞑想に集中できない時の対処法

瞑想に集中できない時の対処法

「完璧な無心を目指さない」、「静かな環境」、この2つで瞑想をおこなっても、それでも集中できない。

そのような時の対処法を紹介します。

それは、「サマタ瞑想」という瞑想方法になります。

「サマタ瞑想」は一点に意識を集中する瞑想で、「集中の瞑想」ともいわれています。

意識を集中する対象に決まりはありませんが、初心者の方には「呼吸」に集中することをおすすめします。

瞑想の効果を最大限に発揮するポイントに、「呼吸」があります。

呼吸に意識を集中させることで、集中した瞑想がおこなえ、さらに瞑想の効果も最大限に発揮できます。

サマタ式瞑想のやり方は以下の4つを意識します。

  1. 楽な姿勢で座って背筋を伸ばす
  2. 目を閉じる、落ち着いた気分で自然な呼吸を続ける
  3. 呼吸の回数や長さを数えるなどして、呼吸に意識を集中させる
  4. 雑念が浮かんできたら、すぐに呼吸へ意識を戻す

この4つを繰り返すことで、初心者の方でも無理なく集中した瞑想を実践できるはずです。

瞑想ができているかわからない時はどうする?

瞑想ができているかわからない時はどうする?

瞑想にうまく集中できない理由、そして、集中できない時の対処法を紹介しましたが、それでも瞑想ができているのかわからない時はどうすればいいのかについて解説していきます。

すぐに成果を求めない

まず、瞑想にうまく集中できない時でも瞑想を続けてください。

瞑想の効果を感じられない理由として、「速攻性を求めている」というものがあります。

つまり、瞑想を開始後、すぐに効果が得られる、または、瞑想をはじめて数日で効果が得られるようになると思っている、ということです。

瞑想に限らずですが、ある程度の効果を得ようと思うと時間はかかるものです。

瞑想も効果を得るにはそれなりの時間が必要で、焦りは厳禁です。

逆に焦る気持ちを瞑想で落ち着かせるといった心持ちがちょうど良いぐらいでしょう。

習慣化して継続する

そしてもう1つ、瞑想の効果を感じられない理由として、「習慣化できていない」というものがあります。

正しい方法で瞑想をおこなっても、週1回、月1回では効果を感じるのは難しいです。

先程の速攻性を求めているでも記載しましたが、効果を得るためにはそれなりの時間が必要で、そのためには短時間でも毎日行う必要があります。

そして、毎日行うには瞑想を習慣化させる必要があります。

まずは毎日の瞑想を実践してみましょう。

瞑想中は呼吸にだけ集中してみる

瞑想中は呼吸にだけ集中してみる

瞑想にうまく集中できない理由は、主に以下の2つが考えられます。

  • 無心を目指している
  • 雑念が多い環境

具体的な対処法としては、呼吸に意識を集中させたサマタ瞑想を実践してみることがおすすめ。

そして最も大事なことは、瞑想を習慣化させることです。

1回の瞑想時間は短時間でも構いませんので、「心地よい」、「これなら続けられる」と感じられる時間ではじめてみてください。

なにか基準のようなものがあったほうが良い方は、1日15分を目標にしてみてはいかがでしょうか。

1回15分が難しいようでしたら、1回5分を二回でも構いません。

瞑想を習慣化するという意味では、隙間時間に数分、数十秒の瞑想も効果的ですよ。

また、瞑想をより充実させるために、CBDのアイテムを用いる人も増えています。

CBDオイルにはリフレッシュ作用が期待できることから、瞑想に集中しやすくなるかもしれません。

CBDオイルと瞑想で心と体のバランスを整え、より健康な毎日を目指してみてはいかがでしょうか。