MCT

MCTオイルのメリット・デメリット7選!ダイエットする際はココに注意!

2022年1月31日

MCTオイルのメリット・デメリット7選!ダイエットする際はココに注意!

「油」といえばダイエットの大敵というイメージが強いですが、近年、健康に対する意識の高い方に人気となっている油があります。

それが「MCTオイル」です。

MCTとは「Medium Chain Triglyceride」のことで、日本語では「中鎖脂肪酸」と呼ばれます。

ココナッツオイルやパーム核オイルに多く含まれている成分、と聞けばピンと来る方もいるかもしれません。

MCTオイルは、ココナッツオイルなどからMCTだけを抽出して作られた中鎖脂肪酸100%のオイルです。

ニオイや味がほとんどなく、CBD(Cannabidiol)製品のキャリアオイルとしてもよく利用されています。

では、なぜMCTオイルはそれほどまでに注目を集めているのでしょうか。

MCTオイルのメリット・デメリットから、その理由を探ってみましょう。

MCTオイルのメリット5つ

MCTオイルのメリット5つ

MCTオイルにはさまざまなメリットがありますが、そのなかでも特に注目すべき5つを紹介します。

消化吸収が早く蓄積しにくい

MCTは、一般的なサラダオイルやオリーブオイルなどに含まれる長鎖脂肪酸に比べて消化吸収が早いことが知られています。

MCTオイルが高く支持されるのは、すばやくエネルギーに変換されて体に蓄積しにくいことが理由の一つといえます。

ケトン体の生成を促す

MCTは、肝臓に運ばれると素早くケトン体に変わります。

ケトン体とは、糖に代わるエネルギー源として活用される物質です。

そして、MCTからケトン体が生まれると糖質と脂肪が同時に燃焼され、しかも脂肪が優先的に消費されるとのこと。

エネルギー源として活用されるケトン体を生成し、脂肪燃焼をサポートするMCTオイルは、ダイエット中の頼もしいパートナーといえるでしょう。

持久力アップにつながる

MCTの摂取を続けると、エネルギー源となるケトン体の生成が継続的に促されるため、持久力の向上につながる可能性が示唆されています。

実際プロアスリートのなかには、持久力アップのために積極的にMCTオイルを取り入れている方もいるようです。

肌を健やかに保つ作用も期待できる

ケトン体には、エイジングケア作用や肌を健やかにする作用などもあるとされています。

特に、ケトン体の一つである「βーヒドロキシ酪酸」という物質は、エイジングケア作用を持つ酵素群を活性化させることが明らかになっているとのこと。

ケトン体の生成を促すMCTは、体の内側から肌を健康にする成分といえるかもしれません。

ニオイや味にクセがなく取り入れやすい

MCTオイルにはニオイや味がほとんどなく、食品にかけたり飲み物に混ぜたりしても味を損なうことがありません。

いつも使っているオイルをMCTオイルに変えるだけで、生活のなかに取り入れられます。

MCTオイルのデメリット2つ

MCTオイルのデメリット2つ

MCTオイルのデメリットはほとんどありませんが、摂取量が多すぎると以下のような状態をまねくおそれがあります。

不快感を覚えることがある

MCTオイルは「油」なので、誤って大量に摂取してしまうと不快感を覚えることがあります。

不快感は一時的なものでほとんど心配はありませんが、お腹が弱い方は少量からスタートすることをおすすめします。

太る可能性がある

MCTは、3大栄養素(糖質・たんぱく質・脂質)のなかで最もカロリーが高い「脂質」に分類されます。

カロリーは、1gあたり9kcal。

今までの食事を変えないままMCTオイルをプラスすると、カロリーの過剰摂取で太る可能性があります。

MCTオイルを取り入れる際には、ほかの脂質や糖質を減らすのを忘れないようにしてください。

MCTオイルでダイエットする際の注意点

MCTオイルでダイエットする際の注意点

消化吸収が早く蓄積しにくいMCTオイルは、ダイエットにも適しています。

しかし、MCTオイルを生活に取り入れるだけで理想のボディを手に入れることはできません。

では、どのような点に注意しなければならないのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

MCTオイルを摂り過ぎないようにする

MCTオイルを摂り過ぎると、カロリーオーバーでかえって太ってしまうおそれがあります。

また、一度に摂る量が多すぎると、不快感に悩まされることがあるかもしれません。

摂取量と作用は必ずしも比例しないので、摂り過ぎないように注意してください。

加熱しない

MCTオイルは沸点が低いため、加熱すると煙が出たり泡立ったりすることがあります。

直接火にかけるのではなく、ドレッシングやソースにして料理にかけたり、漬けだれの材料にしたりするのがおすすめです。

味やニオイがほとんどないため、コーヒーや味噌汁、スムージーなどに入れる方もいるようです。

MCTオイルに頼り過ぎない

MCTオイルは、摂取するだけでダイエットできる魔法のオイルではありません。

ダイエットに成功している人の多くは、適度な運動を取り入れ、糖質の摂取量をある程度抑えることで理想のボディを手に入れているようです。

MCTオイルだけに頼るのではなく、ほかの方法とも組み合わせてダイエットを成功に導きましょう。

あせらない

急激にダイエットすると、体調を崩したりリバウンドをまねいたりします。

あせって結果を求めるのではなく、日常生活にMCTオイルをうまく取り入れ、ゆっくりダイエットしていきましょう。

MCTオイルは選択肢の一つ。

それくらいの気持ちでいるほうが、ダイエットが長続きします。

MCTオイルの危険性について

MCTオイルの危険性について

健康な成人が適量を摂取する限り、MCTオイルに特に危険はないとされています。

実際、MCTオイルは以前からさまざまな健康の分野で活用されています。

ただし、状態によってはMCTオイルが合わない方もいるようです。

特に病気で治療を受けている方は、MCTオイルを取り入れる前に主治医に相談することをおすすめします。

MCTオイルには発がん性がある?

MCTオイルには発がん性がある?

MCTオイルは酸化すると、発がん性が指摘されている「過酸化脂質」に変化するとされています。

しかしながら、「開封後は冷蔵保存する」「加熱調理しない」などのルールを守れば酸化による悪影響は防ぐことが可能です。

不安がある場合は、酸化のリスクが低い1回使い切りタイプのMCTオイルを利用すると良いでしょう。

MCTオイルには体に望ましくない作用がある?

MCTオイルには体に望ましくない作用がある?

MCTオイルは、一度に摂取する量が多すぎると不快感を覚えることがあります。

初めてMCTオイルを取り入れる場合には少量からスタートし、調子に合わせて加減するのが上手な利用方法です。

なお、一日を通してMCTオイルの作用を実感したい場合は、一度に摂取するのではなく、朝・昼・夕など何回かに分けて少しずつ摂るのがおすすめです。

MCTオイルの反作用に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、不安に思われる方は合わせてご覧ください。

MCTオイルに反作用・危険性はある?安全に使うための8つのポイント
MCTオイルに反作用・危険性はある?安全に使うための8つのポイント

続きを見る

MCTオイルはダイエット向き!上手に取り入れて理想の自分を目指しましょう

MCTオイルはダイエット向き!上手に取り入れて理想の自分を目指しましょう

消化吸収が早く蓄積しにくいMCTオイルは、ダイエットのサポートをしてくれる頼もしい存在です。

適度な運動を取り入れ、食事の内容にも配慮すれば、より良い作用が期待できるでしょう。

また、MCTオイルはニオイや味にクセがなく、飲み物や食事に混ぜるだけで摂取できるため、続けやすいのも大きな特徴です。

リフレッシュ作用や心地よい眠りへと導く作用があるとされるCBD入りのMCTオイルもあるので、この機会に試してみてはどうでしょうか。

毎日の生活にMCTオイルを取り入れ、健康的な美ボディを目指しましょう。